趣味はコスプレ!とコスプレ人口の増加

趣味はコスプレ!とコスプレ人口の増加

少子高齢化と言われて子供の数はなかなか増えず、1人の女性が一生の間に産む子の数の合計特殊出生率を上がために政治が・・と言われることが多くなっていますが、コスプレ人口は右肩上がりで増えています。

コスプレの人口が増大したのは1990年代のことで、コミケのコスプレイヤーは平成3年(1991年)に約200人、そして3年後平成6年(1994年)に約6000人そして、それからまた3年後の平成9年(1997年)にはなんと約8000人まで増えています。

サブカルチャーの台頭

ハンドブームの火付け役とも言われるるX JAPANのライブの場では、ライブに集まるファンが凝ったコスプレを披露したりと、ビジュアル系バンドブームの到来もあります。かつては矢沢永吉のファンが、YAZAWAのライブ会場では永ちゃんのように、白のスーツにYAZAWAのマークが入ったスポーツタオルでしたが、ビジュアル系バンドはとにかくステージ衣装も凝っているのでファンは、ライブに行く時にプロモーションビデオのようなコスプレで、ライブ会場に行き大いに盛り上がりました。

アニメの世界では「新世紀エヴァンゲリオン」が流行して、これが大人気になります。1970年代は宇宙戦艦ヤマト、そして1980年代には機動戦士ガンダム、そして1990年代は「新世紀エヴァンゲリオン」これが後のアニメの世界に大きな影響を与えた三大アニメと言われていますが、コスプレとエヴァンゲリオンそして、ビジュアル系バンドの流行と、爆発的に右肩上がりにコスプレ人口が増えたのも納得できます。

衣装製作会社の登場&マーケットの拡大

今ももちろんハンドメイドで衣装を作り上げる、自作のコスプレイヤーも沢山いますがかつては自家製が当たり前でした。いわば、オートチュクールです。自分で作らないと、衣装がない!という理由ががありますが、コスチューム・プレイヤーの人口が増えたことで、衣装を既製服として作って販売する業者が登場します。現在コスパという社名ですが、「コスチュームパラダイス」という衣装を製作して販売する会社が登場します。そしてこの会社は、製作者の技術で衣装の出来栄えが左右されてしまうハンドメイドの衣装とは違って一定レベル以上のクオリティを保っていたために人気を集めることになります。そして今でもコスプレの衣装ブランドとしての地位を確立しています。コスパが成功してからというもの、このような同じようなコスプレ衣装製作業社が増えた事で、どんどん市場は拡大していきました。そしてイベントも、以前とは様変わりしてきました。以前は、コミケというコミックマーケットを始めとした同人誌即売会であったり、ワンダーフェスティバル、そして日本SF大会などのイベントに関連した状態でしたが、コスプレ単独でのイベントが開催されるようになりました。コスプレ単独のイベントにどのようなものがあるかというと、ダンスミュージックやアニメソングに合わせて踊る「コスプレダンスパーティー」、そしてコスプレイヤー同士がお互いに交流したり撮影をしたり、そしてカメラ小僧といったアマチュアカメラマンに撮影の場を提供する撮影会などが開催されています。コスプレ単独のイベント会場には、東京ファッションタウン(TFTホール)や大田区産業プラザ(Pio)といった各種展示会場などで開催されていますが、ダンスパーティー形式のイベントではディスコやクラブなどが使われる事もあります。

その他に、後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)が、ハロウィンの仮装イベントとして開始した「コスプレイベント」が皮切りにあったことから、遊園地であったりテーマパークでもコスプレのイベントが行われるようになりました。このイベントとは別に、「東京ゲームショウ」や「キャラフェス」、「DreamParty」といったコスプレすることができる展示会などの各種イベントも開催されるようになっています。さらに、特定のジャンルのコスプレに限定した「コスチュームカフェ」と呼ばれる「制服オンリー」の専門の同人誌即売会やコスプレイベントなどのジャンル限定のコスプレイベントも開催されています。今ではネットでコスプレ専門の情報サイトもありますが、ネットが普及する前には同人誌即売会やコスプレイベント情報を集めた情報誌が、同人誌として発売されていました。今はコスプレ専門のムック・雑誌も発行されています。インフォレスト社の『COSMODE』、メディアワークス社の『電撃Layers』livedoor Cure・双葉社社の『CosCure』ほかにも、コスプレ専門の雑誌があります。

さらにコスプレ人口は増加中!

平成に入って時代の足音は21世紀が近づいてきました。そしてメイド喫茶などの店員がコスプレ衣装を着用してサービスを提供するコスプレ系飲食店や風俗店が登場しました。さらには女優が、アニメやゲームキャラの衣装を着用して登場するアダルトビデオなども販売されたことで、キャットファイトDVDでもメイドやレースクイーン、そしてその他のユニフォーム形の制服や衣装が着用されるようになりました。

さらに1990年代末から2000年代になると、インターネットが各個人へ普及したことで、コスプレイヤー各自が自分でホームページを作成するようになりました。そしてネットアイドル的な要素も含まれるようになります。そしてホームページ制作から、さらに進歩を遂げていきます。それは、自主制作や同人レベルで一個人が、コスプレ写真集を制作したり、CD-ROM写真集を作成して、それを同人誌や同人ソフトとしてコミックマーケットなどで直接販売したり、または同人誌専門店を通じて頒布するといったコスプレイヤーやカメラマンも登場してくるようになりました。

コスプレイヤーを撮影するのは、各種イベントだけではありません。コスプレイヤーやカメラマンが自主的に主催する個人撮影会、そしてイベント会社やモデル事務所がコスプレイヤーと契約する形で、写真撮影会が行われる事もあります。そして秋葉原の歩行者天国では、コスプレ系飲食店や各種ゲームなどの宣伝活動を行っている店員も、コスプレイヤーを撮影する事例もあります。

アニメやゲームなどを宣伝するための要員として、人気のあるコスプレイヤーを「公式コスプレイヤー」として起用する例もあります。元々は無名の単なるコスプレイヤーであっても、公式コスプレイヤーになった事で、一気に知名度を高めた例もあります。そして公式ホームページのコンテンツとして、コスプレ衣装の紹介や通信販売へのリンクを貼る例もあります。

そして中には芸能事務所に所属する、いわゆるタレントであったり俳優、そしてモデル系のイベントコンパニオン、レースクイーン、キャンペーンガール、ファッションモデルなどのモデル業、またアニメなどで声優として活動するタレントといわれる人たちも、自分のイベントだったりプロモーション活動や、グラビア写真などでコスプレをすることもあります。それだけはなくて、プロフィールでも趣味:コスプレと、コスプレ好きを公言する人もいます。

あのプリンセスも?!

紀宮清子内親王がご自身が黒田さんとご結婚なさったときに、結婚披露宴でお召しになられたウェディングドレスは、紀宮さまが中学時代に描かれた絵にも登場されているアニメのヒロインからデザインされています。そのアニメは『ルパン三世 カリオストロの城』で劇中に登場したカリオストロ公国大公家の継承者のクラリス姫のウェディングドレスを模したものです。恐れ多いのですが、これも一種のコスプレかと・・・・。紀宮さまのウェディング姿は、とても品のある際立った美しさでクラリス姫の姿と被るものでございました。

G8のサミットとはまったく関係ないものですが、「世界コスプレセミット」が平成15年(2003)から主催がテレビ愛知で始まっています。これは会場は名古屋市内で、世界各地から著名なコスプレイヤーを日本に招待しての一大イベントです。「世界コスプレサミット」は平成17年(2005年)は名古屋市内だけではありません。万博が行われた『愛・地球博』の会場でも行われました。そしてネット関連でライブドアの協力で、世界最大のコスプレコミュニティサイト「Cure」からの協力を得るだけではなく、平成18年(2006年)は「大須夏まつり」で開催されていますが、この時には国からの後援もありました。外務省・国土交通省の後援を得て、年を追うたびに「世界コスプレサミット」は確実に、大規模化しています。世界で予選大会も開催されていて、平成17年(2005年)は欧米と中国の6国で予選があり、翌年の平成18年(2006年)には更にタイやブラジルでも「世界コスプレサミット」の予選が開催されています。